照恩寺ロゴ

照恩寺住職によるブログてらすブログ

2019/1/7

Event

新造真人個展「Wave of Light」

Photo

明けましておめでとうございます。本年もひきつづき、一人でも多くの方が照恩寺にお参りくださるよう、また新たな手段を模索しながら奮闘して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

そこで早速ではございますが、今年初めの照恩寺ART PROJECT(アートプロジェクト)を行うこととなりました。急なご案内となってしまいましたが、4thシーズンとして新造真人(shinzo makoto)個展「Wave of Light」を開催致します。新造さんは、写真などの平面にはじまり、立体やインスタレーション、映像など多岐にわたり幅広く制作活動をおこなう、まさに新進気鋭の若手アーティストさんです。このたびの展示では、写真によるインスタレーション作品が予定されており、お寺としては初の試みですので私個人としては非常に楽しみです。皆様も寺院空間全体の作品を体験しに、ぜひ照恩寺へお参りになってみてください。
 
また、このたびは「富士山展」 としても開催されます。「富士山展」とは、全国数十カ所を会場に「富士山」というテーマで開催される展覧会ですが、当寺も不思議なご縁で、一会場として参加することとなりました。それにより、新造さんという素晴らしいアーティストさんと出遇えたことは、何よりも有難いご縁であります。以下は、新造さんご自身によるメッセージと開催概要です。ご覧下さり多くの方のお参りをお待ちしております。
 
  ------------------------------- 

はじめまして、新造真人と申します。
今回様々なご縁が重なり照恩寺さんで展示をさせていただくことになりました。
わたしは「日常に宿る生命性」をテーマに作品制作をしています。今回の展示は「富士山展」という大きな枠組みのなかで実施させていただくこともあり、「わたしにとって富士とはなにか」を考え、試行錯誤しています。富士山についてのいくつかの文献を読んだり、実際に登山した時の記憶、極個人的な思い出(※1)などを参照しながら作品の制作を始めました。そうして、現在のわたしにとって富士を考える中で一番重要なものが現れました。それは「水」です。始まりは、絵としての富士を思い浮かべた時です。一般的に山を描く時には緑を用いると思うのですが、富士山だけはそこから逸脱して水色で描かれることが多い。これは、興味深いことでした。わたしはつい先日まで湘南に住んであり、家の近くの海岸から、遠くの富士をよく眺めていました。富士が見えると、嬉しい。至極単純な感情です。が、見えるだけで嬉しい存在なんて、と、滅多にあり得ることではないと思われます。大きな水の向こうにある富士。その麓には樹海があり、頂を雲海が包むこともある。富士と水との関係を、新たに発見し、わたしはまた嬉しくなってしまいました。新年初の展示です。「見ることができた。嬉しい。」わたしがいつも富士を見る時に抱いてしまうその気持ちを、皆様にも感じていただけたらと思います。

※1:「極個人的な思い出」とは2015年11月に、湘南を滅多にしない和装で歩いていた際に、(かなりこわめの)おじさまに話しかけられた時のことです。わたしはそのおじさまに半ば連行される形で、その方のお仲間がたくさんいる場所にたどり着きました。会話の中で「お前は何をやっているんだ」と問われたので「絵を描いています」と答えると、威勢のいい声で「俺のために赤富士を描け」と言われ、その場から解放された。という忘れることができない体験があります。なので、それ以来心の中でずっと「富士を描かなければならない」という思いがずっとありました。赤富士、は、まだわたしには早い気がしますので、まずは水色から始めることができましたら。


新造真人(shinzo makoto) アーティスト / 生命写真家

1994年、東京出身。慶應義塾大学環境情報学部在学。 生命性をテーマに作品の制作活動と地域での滞在制作/Artist in Residence)を行う。それと並行し国内外での商業写真や映像の撮影や、他のアーティストとの協働制作を行う。作品制作だけでなく、作品を鑑賞するまでのあらたな身体体験を創出する。天来の多動症のためか過去6年間で15回の引越しをしている。不思議さのど真ん中にいたい。
主な近作に一夜限りの展覧会"水色ノ月ニ君想フ(東京)"、福井県若狭漁村で制作した"between Human Being (2018)”、Arthackdayでチームで制作した “極限の梅干し (2017)”などがある。 新造真人Website

●期 日:2019年1月18日(金)~26日(土)
●会 場:照恩寺(東京都小平市美園町3-23-20)  アクセスマップはこちら
●開催時間:11:00~17:00/金曜日のみ11:00~20:00
●入場料:無料
●問い合わせ:照恩寺まで  TEL042-341-2935  mail:info@shouonji.jp
●備 考:駐車スペースには限りがございますので、出来れば公共交通機関でお越しください。

関連記事
照恩寺アートプロジェクト/SHOUONJI ART PROJECT

PageTop