照恩寺住職によるブログてらすブログ

「法座をおもしろく」もう一度お参りしていただけるような基点となる法座をスタートします。

ここ1、2年、コロナ禍の中、初めての方のお参りが増えてきました。それは法座が現代人にとって何らかの需要があることを教えてくれた貴重な期間であったと思います。
ですが同時に、多くは一度きりのお参りとなった方がおられたのも事実です。もちろん続けてお参りくださる方はおられますし一度きりがダメだということでもありません。

一度きりとなられた理由は何となく分かります。分かるのですが私が思うのは、ただ勿体ないということです。
寺へ足を向けるという本当に不可思議なご縁を、たった一度きりで終えてしまうには、あまりにも勿体ない。仏法は広大無辺で雲を掴むような世界ですから、それを現代の価値観で認識しようとすると、どうしても齟齬が生じてしまいます。
ただ、その大きな世界を眺めて終わるのではなく、そのままを受け入れていく感性が仏法を味わう上で大事なことになってくるのです。仏法が何なのかと耳を傾けていくことで、自分をどういうものとして見いだし、同時に自分がいかなるものに依るべきかが明らかにされていく、残念ながら、それはたった一度のお参りでは感じることはできないでしょう。

無理強いするわけではありませんが、ただ、ここをご覧になる方々とのご縁は、単に一個人の思いで始まったわけではありません。およそ2600年という途方もない時間をかけ受け継がれてきたのは何千万、何億の人々が救われてきたという事実、この曲げようもない事実が、今このご縁であることは知っておいてください。

ですので、そういう思いから「法座をおもしろく」もう一度お参りしていただけるような基点となる法座をスタートします。新たに設けるわけでなく、４月、5月の第４土曜日の月例法座をその日にしました。また法座のスケジュールも変えませんが、ご講師には、新しい感覚で仏教を語る僧侶としてご活躍中の横内教順師をお迎えします。今、私の中で最も熱い僧侶です。非常に楽しみです。兎に角、試行錯誤していきながら皆様からの意見も寄せていただき、ぼちぼちとゆるい感じで力まずスタートします。

今回の法座では、もちろん初めての方にとっての門戸となるような、また繰り返しお参りくださっている方には再確認できる場所となるような法座になればとも考えています。現代の価値観とのズレが少しでも解消できるよう、宗教とは、仏法とは、阿弥陀とは、生死とは、自分とは、救いとは、様々な問いの中で悲しみや苦しみ、喜びといったもの全部まとめて「法座をおもしろく」感じてもらえる第一歩となれば幸いです。

つきましては以前からの法座同様、事前に参詣人数を把握させていただきたく存じます。大変ご面倒をおかけしますが、前日までに電話（042-341-2935）もしくはメール（info@shouonji.jp）にて人数をお知らせ下さいますよう何卒ご協力の程お願い致します。なお、初めての方も事前にお知らせくださいますよう併せて宜しくお願い致します。

●期　日：①2022年4月23日（土）
　　　　　②2022年5月28日（土）
●時　間：①14：00～15：15頃　
　　　　　②13：30～14：45頃　
●会　場：照恩寺（東京都小平市美園町3-23-20）
●講　師：横内教順 師（東京都文京区称名寺副住職）
●問い合わせ：照恩寺まで　　TEL042-341-2935 　mail:info@shouonji.jp
●備　考：駐車スペース5台まで

お持ちくださるものは、お念珠です。ございましたらお持ちください。
初めてお参りになられた方にはお念珠をプレゼントしています。
お参りの際に必ず「初めてです」とお声がけください。

照恩寺までの地図はこちらをご覧ください。

年間法座のパンフレットはこちらからダウンロードいただけます。
ご自由にご利用ください。

『小平霊園に最も近い浄土真宗のお寺　照恩寺』
小平市、東村山市、東大和市、東久留米市、国分寺市、西東京市を中心に活動しています。

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