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2019/6/3

Column

どの法座がオススメ?【前編】

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照恩寺の法座には年間で34の法座があります。ですが、初めてお参りしてみようかと思案中の方にとっては、名称が複雑で、どの法座へ参っていいのかと迷ってしまいます。そこで今回は「どの法座がオススメ?」と題して照恩寺の法座の特徴をまとめてみました。
 
一言でオススメと言いましても、私の立場から言えばどの法座もオススメなのです。法座に良し悪しがあるわけでもございません。ですが、繰り返すようですが、初めてお参りしようと考えてくださる方の立場で言えば、初心者向けの法座、オススメの法座へ、まずは参ってみたいと考えるのは当然のことでしょう。
そこで、この機会に私も客観的な立場で照恩寺の法座を分析してみようかと思います。今後、新たな法座のカタチを考えるうえで、よい機会だと思いますので、現状の法座の特徴を紹介してみます。
 
照恩寺には月3回の法座が勤められています。これは全国的に見ても、本山や築地本願寺など直属寺院(本山の出張所的寺院)を除外した一般寺院レベルでは多い回数だと思います。
その3回というのが①毎月第一土曜日の聖典講座、②毎月13日の法座、③第4土曜日の月例法座です。
そこで、その3種類の中身を以下のように一つずつ詳しくまとめていく形にしてみました。話の展開上、逆から紹介していきますが、これからお参りしてみようかと思案中の方へ、これが一つのきっかけとなってくだされば幸いです。
  
③第4土曜日の月例法座。「築地本願寺セレクション」


まず、第4土曜日の法座ですが、法座の名称としては、すべて「月例法座」です。「月例」とは、もちろん現代においても使用される言葉で「毎月定期的に行われているもの」ということです。
つまり、毎月定期的に行われてる法座が月例法座です。決して難しい意味ではありません。では、その特徴はというと、毎月第4土曜日の場合は、実は特別にご講師を築地本願寺で選定してくださっているところです。わかりやすく言えば「築地本願寺セレクション」の法座です。
ですから、私どもも、その日に初めてお会いする場合もありますが、逆にそういった楽しみがある法座ともいえます。毎回違った個性あるご講師に出遇う法座として行われているのが第4土曜日の月例法座です。
  
②毎月13日の法座。「照恩寺セレクション」


つづいて、毎月13日の法座ですが、この日は少し複雑です。それは先ほどの「月例法座」以外に「初法座」、「永代経法要」、「宗祖降誕会」、「新暦盂蘭盆会」、「旧暦盂蘭盆会」、「法座納め」といった季節の法座、浄土真宗独自の法座を兼ねているところです。では、そこが特徴なのかといいますと、そうではなく、兼ねている法座の意義も大事ですが、それよりもご講師が「照恩寺セレクション」、つまり、住職・前住職自らで選定させていただいている法座なんだというところです。広く関東やそれ以外の地域で活躍されている全国有数の先生方をお迎えして勤められている法座、それが毎月13日の法座です。
 
文章が長くなるといけませんので、つづきは【後編】で。「聖典講座」、そして、それ以外の法座を紹介していきます。

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