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2019/10/22

Column

仏事のススメ。 Vol.4 お寺選び

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ここ最近、ご法事の依頼を直接受けるようになりました。直接というのは、葬儀を照恩寺にて勤めていないのですが、49日忌、一周忌からの依頼を受けるようになったということです。本来であれば葬儀を勤めたお寺が、その後も年忌法要(法事)を行うのが通例なのですが、なぜか、そういった法事が増えて参りました。

当初は、照恩寺を選んでくだされたことを有難く思っていたのですが、そもそも、なぜ葬儀を勤めてくださったお寺へお願いされないのかと思い、尋ねてみることにしました。すると、多くは「遠いところのお寺だった」、または「僧侶の方と諸々な事情で合わなかった」ということです。

では、このような理由となったのは何故でしょう。それは、以前からお寺との付き合いがなかったからです。そのことがダメだとはいいませんが、いざというとき葬儀社にお任せするしかありませんので、実際、お勤めしてくださったお寺が、そういった理由になる可能性は出てくるでしょう。
    
なぜ付き合いがなくなったかは、様々な理由が考えられますが、このことは、また別の機会にして、今回の仏事のススメは、「お寺選び」といたしました。どういうことかというと、もちろん以前のようなお寺との付き合い(檀家関係)を勧めているのではありません。
終活ということが一般的になっているのなら「お寺選び」も、その一環として考え、きちんと先に選んでおいてみては、ということです。葬儀の折は、どうしても慌ただしくなり混乱して、お寺を探すという余裕はありませんので。
 
当然ながら、勝手にお寺を選ぶわけにはいけませんので、少し面倒ですが、インターネットや地図、電話帳などで近くのお寺を調べ、実際お参りして自分に合うかどうか、住職と話をしながらお寺を選んでみるのです。もちろん地域によっては断られるかもしれませんので、地図や電話帳の情報以外で、他の情報が全く出てこないお寺は一旦避けた方がよいかもしれませんね。
そこで皆様がお寺を選びやすいように、3つのポイントを以下のようにまとめてみました。このうち2つでもマッチングするお寺があれば、皆様にとってベストのお寺だと思いますので参考にしてみてください。
  
①できるだけ近くのお寺を探そうーーー
なんでもそうですけど、近い方が何かと便利です。コンビニ感覚で選んでみましょう(笑)。宗派も好みですが、個人的にはお近くの浄土真宗のお寺をお勧めします。ですが、宗教法人格がなかったり怪しげな宗派のお寺があったりしますので、その点はご注意ください。
   
②どんな住職か知っておこうーーー
ご住職がどんな人か、人柄に触れておくことは大事なことです。相性というものもありますので。住職に会えない、話せないお寺は避けた方がいいかもしれません。

③活動しているお寺を選ぼうーーー
やる気があるか、ないかは何事も重要です。浄土真宗のお寺なら法座をおこなっているとか。また、それ以外の活動(ヨガや写経、演奏会、照恩寺ではアートプロジェクトですね)が自分に合うかどうかで選んでみてもいいでしょう。活動といっても葬儀しかしていないお寺は要注意です。

とにかく宗教心や信仰心が無いという理由(無いなら無いで構いません)や、現代の凝り固まった宗教に対する偏見で、一方的にお寺を敬遠するのではなく、自分に合うか合わないかという、ほんと気軽な感覚でお寺に参っていただき、そして、何よりも仏法に触れていただきたいものです。
終活が今の流行であるのならば、なおさら仏法に触れておくべきです、聞くべきでしょう。死んでいくわが身の解決を、仏法に尋ねてみるのは、この現代だからこそ私は必要だと思います。若い方であるならば、仏法は、きっと人生を歩む上で揺るぎない主軸となってくれるのですから。

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