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2019/2/1

Column

檀家制のないお寺。

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ご覧の通り照恩寺の看板には、寺号以外何も載せていません。
これはデザイン的にシンプルに努めたということが第一にありますが、もう一つは自由にお参りできる空間を表現しました。過去の記事でサードプレイスのお話を少ししましたが、自宅と職場以外の第3のスペース、心の拠り所としての空間が、これからのお寺の在り方だと思います。
ですので、そういったお寺を目指す照恩寺ですから、もちろん檀家制というものは特に設けておりません。ご自由にお参りくださる空間が照恩寺です。このようにウェブサイトを新しくしてからというもの関心のある方からお問い合わせくださるようになり非常に有難いことですが、その折よく尋ねられるのが「檀家制」というワードです。そういえば今まで一切触れていませんでしたので、改めて申し上げたいと思います。
 
照恩寺には檀家制はございません。ですから、御懇志(寄付金)等をご依頼することはございません。
ですが、ご希望の方には月3度ある法座のご案内をハガキにてお出ししております。それぐらいでしょうか。これもご希望の方のみです。ご法事の案内も一切行っていませんので、今後は「年忌表」に「てらすじゃーなる」を添えてご案内しようかと考え中です。
  
また、仏事に関しても(葬儀、法事など)、当寺でお勤めをおこなったからといって檀家を強要することはございません。ちなみに照恩寺には墓地もございませんので、墓地檀家というものも存在しません。

すべてはお参りくださる方のご判断です。ご自分に合ったお寺を選んでみてはいかがでしょうか。「マイ箸」、「マイコップ」のように「マイお寺」というワードができればいいですね。もちろん皆さま方が照恩寺を気に入ってくださり門徒、檀家であると仰って下さるのは自由です。むしろそういってくださるとお寺は喜びます。
  
最後に、宗派さえも看板に記さなかったのは、そういった囚われで門戸を狭めるのも非常にもったいないと思うからです。ですが宗派における教義、儀礼作法の問題がありますので、そういった点にこだわりがある方はしっかりとお調べください。

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