照恩寺住職によるブログてらすブログ

一昨年（2016年）、住職継職に合わせて照恩寺のロゴを作ってみました。ロゴというと何とも現代らしいイメージを持ちますが、そんなことはありません。実は、皆様もすでに使っているものです。何かというと、それは「家紋」です。

今では、冠婚葬祭の時にしか用いないかもしれませんが、ほとんどのお家には、必ず一つは伝えられている家紋があると思いますので、一度調べてみてもいいかもしれません。かなり歴史がありますので面白いですよ。現代でも通用する、お洒落なマークがたくさんありますので。

それと同様に、お寺にも「寺紋」というものがあるのですが、残念ながら照恩寺にはありませんでした。それならばということで作ってみたのが、お寺のロゴマークです。ロゴと寺紋は違うといわれるとそれまでかもしれませんが、ある大企業さんは、代々伝わる家紋を、企業のロゴマークとして使用していたりするので、現代においても、そのデザイン性は素晴らしいものであると思います。

そんなロゴマークを今年に入ってハンコにしてみました。いろいろなところに押してしまいそうになるのですが、今はちょっとしたものを入れる紙袋に押して使用してます。ただの紙袋だったのが、ハンコを押すことによって「あらかわいい」と、差し上げた方々が喜んでくださるので嬉しい限りです。

ちなみに色を金色にしているのは、古来より、仏さまのはたらき（光明）を金色で表現しているところからです。特に照恩寺の「照」の字は、仏様のはたらきを表す漢字でもありますので。浄土真宗のお寺の本堂、特に仏さまや、その周辺が金ピカに装飾されているのは、きちんと理由があるんですね。

ホームページの色も実は金色をイメージしていました。決して泥んこ色ではありません。