2019/12/28
News
今年から年2回発行を目指していましたが、もう一冊を何とか年内に完成させることができました。
今回は何といってもデザインを一新したことでしょう。今号で4年目を迎えますので、インパクトある感じを抑え、少し落ち着いた感じに仕上げてみました。ですが中身のデザインは、さほど変わっておりませんので、一新は誇張しているかもしれませんね(汗)。
とにかく照恩寺にお参りしたくなる情報誌です。今のお寺の在り方では近い将来、誰も訪れなくなってしまう前に新たなカタチを提案し、一人でもお参りしたいと思ってもらえることを目指す情報誌です。
そうはいっても一部の方は、お寺はこうあるべきだと思っておられます。ですが最近分かってきたのですが、そういう方の殆どはお寺に訪れておられないようです。私が危惧するのは、今の偏ったイメージ(檀家制や宗教儀礼だけの場所)だけでは誰もお参りしようとしない、そうなると仏教の本質が覆い隠されてしまうのではないかということです。
仏教の本質とは仏法です。それは人間の本質に深く関わる世界ですから、私たちの都合で変化するものではありません。ですから不変のものとして古来より日本人の精神文化を支えてきました。一昔前までは、仏法という土徳の上に私たちは生き、お陰様として次の世代に繋いできたのです。
ですが、現代の大きなうねりは、古来より培ってきた豊かなもの、その本質を自然科学や個人主義といったものによって覆い隠しつつあります。ですから、仏法を護持する一員としては見えなくならないよう、形ある私たち、主にお寺の在り方を時代に応じて変化していくべきなのでしょう。
檀家制なき後、葬儀と法事だけが執り行われる宗教儀礼の空間だけで終わってしまわぬよう、古き良きカタチ、その本質に触れてもらえるよう変わるべきものは変わっていく、そのような取り組みを来年も継続していきたいと思います。
なんだか混み入った話になってしまい本題が逸れてしまいましたが(汗)、とにかくデザインが一新された「てらすじゃーなるno.7」は、年明け有縁の方々へ発送する予定ですので、もしご希望の方がおられましたら、どうぞ遠慮なくメールなどでお知らせください。お待ちしてます。