2017/12/26
News
先日の24日、当山において若い方による法話会(法座)が開かれました。共々に正信偈をお勤めして、ひきつづき前住職より1時間ほどの法話(仏さまのお話)を聴聞いたしました。初めて読まれる正信偈も大きな声で唱和くださり、また聞きなれぬ法話も熱心に耳を傾けてくださいました。
そもそもなぜ、このような法話会を開くことになったかというと、今回お参り下さった方、自らの発案による持ち込み企画が始まりだったのです。
24日は世間でいう「クリスマスイブ」でした。カップルの男女は教会で過ごすというイメージに対し、それならばシングルで過ごす男女はお寺でしょという発想で「お寺に行ってお経を読みましょう」という企画を立ち上げたそうです。
非常に面白い発想であります。このような発想は、私には想像もできませんでしたが、なんであれベクトルをお寺に向けてくだされたことが有難いですね。もちろん断る理由は一つもありませんので、二つ返事でお受けしたことです。
その後、わざわざ下見までしてくださって、そこで打ち合わせをした結果、内容としては浄土真宗の法座のスタイル、「お経を読む」ことも大事ですが「仏さまのお話を聞く」ことも大事なんだということを理解して下さり当日を迎えたことでした。
今回、若い方から持ち込まれたこの企画は、私にとっては非常に気づきの多いご縁でありました。色々と申し上げたいこともありますが、とにかく法座の可能性、お寺の未来性を問う良い機会になったことは確かです。
彼らに、また来年もというと、それは自身も避けたいことかと思いますので、普段ふらりと立ち寄ってくだされば有難いですね。また、次の企画(今回の企画以外にも色々とおこなっているそうです)も期待したいところです。お寺シリーズとして常態化してくれないでしょうか(笑)。そんなことを思う年の暮れでした。
↑顔出しOKだった主催者の彼らと写真を一枚。
★聖なる夜・クリスマスイブにお寺に行ってお経を読んで過ごしましょう★
↑ちなみに彼らがイベントページとしてフェイスブックで告知したもの。