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照恩寺住職によるブログてらすブログ

2018/5/30

Column

行ってきましたシリーズ/vol.⑤

Photo

 ファッションなど時代の先端をいく東京青山。その青山に違和感なくたたずむ能楽堂があるのをご存知でしょうか。もちろんそこには、私たちがイメージする能楽堂はなく、想像を超えたコンクリート打ちっぱなしの建物があるのです。青山の街並みに溶け込むオシャレな建物こそ、「銕仙会(てっせんかい)能楽研修所」と呼ばれる能楽堂です。その中には立派な能舞台(上記写真)が隠れているのでした。

 今回、照恩寺に所属するお坊さんのご好意で、その能楽堂で定期的に開催されている青山能を鑑賞しに行ってきました。詳しいことは、まだまだよくわかりませんでしたが、感想としては、まさに日本の美がここに集結しているように思ったことです。日本の総合芸術の極みではないでしょうか。音楽や踊りなど、その一瞬一瞬の美というものは、この目に焼き付くほどのインパクトとして残っています。やはり日本人である以上、世界に誇る伝統芸能として、きちんと押さえておかなくてはならないものであると感じました。ほんと良いものを見せてもらいました。

ちなみに、演目には仏教と関わり深い内容のものもあるようなので、次回はそちらに行ってみたいと思います。

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